2019年7月21日に行われた参議院選挙の結果について私見を書く。
参議院の議席で改憲派が2/3を割り目標が達成された。これで自民が好き勝手に
壊憲することは阻止された。
野党共闘関係者や野党支持者、またツイッターやブログ等で発信された方々に感謝します。

では一つ一つ今回の選挙を振り返ってみる。
まず今回の選挙が異常な状況下で行われたということだ。

(1)報道がなさすぎる
参議院選だというのにテレビや新聞での報道が少なかった。いつもの韓国たたき報道が行われた。
また吉本宮迫などのゴシップ騒動が賑わいを見せた。
本来ならば参議院選関連の報道が優先されるべきなのに。
結果投票率は50%割れと酷い有様だ。

選挙の関心を上げるために24時間テレビみたいにぶっ続けでやれば良かったのだ。
代わる代わる議員が出場し論戦をすれば盛り上がったのではないか?


竹村健一の言葉がそのまま当てはまってしまうのが現状だ。

「マスコミが、芸能ネタなりスキャンダル事件を連日連夜、執拗に報道している時は注意しなさい。
国民に知られたくない事が必ず裏で起きている。そういう時こそ、新聞の隅から隅まで目を凝らし、
小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい」

ご存じの通り安倍政権になってから報道の自由度は急落し、報道されるべきことが報道されなくなった。
都合が悪いことは報道されない。政権に忖度し参議院選に関することはシャットアウトされた。
だから参議院選が何時あるかということさえ知らない人が増えた。

れいわ新選組の山本太郎は街頭演説が大盛況だった。しかしそれに関する報道はほぼ無かった。
テレビが山本太郎に注目したのは参議院選挙後だった。
翌月曜日の7月22の報道さえ参議院選結果そっちのけでまた吉本宮迫ゴシップ騒動だ。



(2)異常な広告と嫌がらせ

安倍一派は潤沢な資金を投入し、イレギュラーな広告の使い方をした。


安倍自民党が選挙運動禁止の投票当日、読売に広告! 安倍応援団本の中吊り、
大量のSNS広告などエグすぎるPR戦略
https://lite-ra.com/2019/07/post-4856.html


このように法の抜け道を悪用するセコイ手段に出た。
明かに黒に近いだろう。今後なんらかの対処が必要となる。

また少々のヤジですら弾圧するという安倍の余裕の無さ。
ヤジなどどの政党の演説でもある。漫才でいえばボケに対するツッコミの役割だ。
むしろうまくヤジを切り返せば山本太郎のように株が上がるのである。

警察は野党へのヤジには動かず、安倍へのヤジには過剰に反応し表現を弾圧した。
このような警察の恣意的な動きに対し批判が集まるのは当然だ。


「安倍やめろ」のヤジを警察が取締り! 産経も「刑事罰にあたる」と脅し…“選挙妨害”拡大解釈で
ロシア並み言論弾圧国家へ
https://lite-ra.com/2019/07/post-4846.html


小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki
とにかく安倍総理が市民から批判を受けている絵を撮らせたくないということで、首相官邸から
各県警本部長(全員が警察官僚)に強制排除の指示が出ているのだろう。
違法行為が白昼堂々と行われている。まさに恐怖の時代だ。
なお、通常は街頭演説のヤジは選対スタッフが対応。警察排除などあり得ない。



(3)秋葉原での異常な光景

選挙戦最終日、安倍は恒例のアキバへ。そこには自民党が全国からかき集めたサクラがプラカードを持つ異様な光景。

安倍首相の秋葉原演説で北海道警察の違法排除に続きグロテスクな光景! 自民党関係者と支持者が
「安倍やめろ」封じ込め
https://lite-ra.com/2019/07/post-4853.html



●一人区競り勝つ

寺田静(秋田)、横澤高徳(岩手)、芳賀道也(山形)、石垣のりこ(宮城)、打越さく良(新潟)、
羽田雄一郎(長野)、嘉田由紀子(滋賀)、永江孝子(愛媛)、安達澄(大分)、高良鉄美(沖縄)


低投票率であり、なおかつ地盤看板がない野党統一候補が勝ったということは我々が思っている以上に
自民党は有権者に見放され足腰が弱っているということだろう。
これは当然安倍政権が極右的であり同時に新自由主義的だからだ。


●れいわ新選組

何といっても今回の選挙で注目すべきはれいわ新選組の2人が比例で当選したことである。
重度障がいを抱える2人が当選したことは国会のバリアフリー化につながる。
世界に先駆けてバリアフリー化するチャンスである。
障がい者ならではの観点から障がい者にも健常者にも優しい社会への提案がなされることは重要だ。

ただでさえ野党側は国会できっちり質問してもテレビで扱ってもらえない状況の中これを機に
テレビを中心にメディアはしっかり国会のことを報道してほしい。

れいわ新選組の効果は他の野党にも良い効果をもたらす。
商店街のように一軒が盛り上がれば、他の店にも興味を持ってもらえるのである。




●都市 ネオリベ票 東京 神奈川 北海道 大阪 兵庫

東京は立民2議席いけたのにもったいなかった。票割していれば勝っていた。
北海道は3議席中2議席が自民。大阪兵庫は維新が目立つ。
都市部は右傾化したというよりネオリベ化したのだろう。

維新のような新自由主義(ネオリベ)が改革勢力だと勘違いされているのかもしれない。
しかし自民と維新はブレーンが同じであったり、お友達企業優遇であったり
ほとんど同じ政党であるといってよい。国会でも維新は自民の法案のほとんど賛成している。
なぜ一緒にならないか不思議なくらいだ。

自民や維新は経済成長だの景気のいい事を言ってるので革新的と騙された人もいるかもしれない。
しかしやっていることは国が主導で産業を作っていこうという時代遅れなことだ。
こんなことは昔の自民党時代からやっていることだ。何も新しくない。

自民や維新のやり方では産業や企業によって勝ち負けがはっきりし二極化するだけだ。
こういう社会はもろく経済成長できる余地が少なくなるだけだ。

一方立憲民主党など野党は教育など福祉を強調した。一見すると経済成長と関係ないかもしれない。
しかし「人」に投資することこそ経済成長のカギだと思う。
起業がしやすい環境の整備であったり、起業するには知識が必要だから
大学や大学院の予算拡充であったり。
転職しやすい環境づくりや労働環境を改善することは新しいことをしようという意欲を高める。
国が産業を作るのではなく個人個人が産業を作るという考え方だ。


●N国 タコつぼ化

NHKから国民を守る党が1議席とった。そもそも暴力沙汰やレイシストが党内にいたりと
問題を挙げたらきりがない。
オウム真理教のようなカルトが1議席取ったようなものだ。投票率が低いからこうなった。
政権への不満がなぜかNHKへの不満へと矮小化されている。



●ディストピア予想

直近ではこうなるだろう。

年金について不都合な事実が出てくる。年金受給額が減らされる。
消費税増税で物が売れなくなる。
経済について悪い指標が出てくる。
豚コレラの対策がされないまま拡大が続く
外交ボロボロ。米国から関税を下げるよう要求される。国内の農業にダメージ。